ESGのカテゴリごとの指標を見ると、APACにおいて最も多く採用されている指標は“S”の社会的指標(47%)で、人事・処遇、DEI(Diversity, Equity and Inclusion)、ウェルビーイングに関するものが大半を占めています。また31%はリスクマネジメントや企業の社会的責任など、“G”のガバナンス関連の指標を取り入れています。“E”の気候変動、二酸化炭素排出削減、天然資源の責任ある利用などの環境対策の指標を取り入れている企業は28%にとどまっています。
《 コメント 》
WTW経営者報酬・ボードアドバイザリー部門グローバルプラクティスリーダー Shai Ganu:
「WTWの最新調査を通じて、グローバル全体においてESG課題の解決を役員のインセンティブプランに反映させることの重要性が高まっていることが明らかになりました。APACはスタートが遅れたものの、特に気候、人的資本、DEI(Diversity, Equity and Inclusion)、より広範なコーポレートガバナンス対策などの領域で、ESGへの取り組みが加速していることが確認されました。これは、サステナビリティの優先課題を事業戦略に取り込み、企業はすべてのステークホルダーの最善の利益に貢献するという考え方の高まりを裏付けるものです。」